爪白癬についてについて…平成26年11月

爪これからだんだんと寒くなると、ストッキング、靴下、そしてブーツで足の通気が悪くなります。爪白癬は自覚症状がないので、爪の色の変化で気づく人が多いのです。今回はそんな爪白癬についてです。

1.爪白癬はどんな病気?
主に白癬菌という真菌が原因となる感染症です。白癬菌は感染する部位によって病名が変わり、足であれば足白癬、頭であれば頭部白癬、一般的には水虫といわれています。爪白癬は足や手指に感染した白癬菌が放置され、爪にまで広がったもので爪水虫といわれています。痛みや痒みがないため見過ごされがちですが、自分の体の他の部位や家族など周りの人にもうつる可能性があります。
2.爪白癬は治るの?
原因となる白癬菌を退治する薬が使われます。完治するには爪が生えかわるまで時間がかかります。爪が完全に生えかわるまでには、手の爪で約半年、足の爪で約1年かかりますが、年齢やどの爪かによって異なります。根気よく治療を続ける必要があります。
3.日常で気をつけることは?
1.足は毎日きれいに洗い乾燥させましょう。
足は丁寧に洗い、しっかり乾燥させます。手指の爪白癬の場合も同様に手指を清潔に保ちましょう。 軽石や硬いタオルで強くこすると傷がつくのでやさしく汚れを落としましょう。 靴や、靴下は通気性のよいものを選びましょう。毎日同じ靴を履かないで、何足かの靴を履き替えま
しょう。靴を乾燥させることも大切です。
2.家族に移さないために室内を清潔に保ちましょう。
お風呂の足ふきマットやスリッパ、サンダルなどの共用は避けましょう。洗濯するときに別々にする 必要はありません。白癬菌は、切った爪やはがれ落ちた足の皮の中でも生き続けます。爪を切るときには、回りに飛び散らないように注意し、床やたたみはこまめに掃除をしましょう。
4.どんな薬で治療するの?
  1. 爪白癬の治療には抗真菌剤(真菌を死滅させる薬)が用いられます。塗って治す外用薬と、飲んで治す内服薬があります。
  2. 爪の肥厚が激しい場合、必要に応じて爪切りややすりで手入れを行い、治療中のネイルはやめましょう。また治ったと思って勝手に薬を止めてはいけません。目に見えなくても白癬菌は残っている可能性があります。医師の指示を守ってください。
5.再発させないためには?
  1. 足の水虫の治療も一緒に行う必要があります。足の水虫は冬になると症状もおさまり、治ったように見えますが、必ずしも完治しているわけではありません。白癬菌は冬の間は潜んでいて、暖かくな ると活動を始めます。
  2. 家族も一緒に治療しましょう。爪白癬の原因となる足白癬は、家族内で感染しやすいといわれています。家族の中に水虫の人がいる場合は一緒に治療しましょう。
  3. 見た目だけで判断してはいけません。爪白癬は見た目がきれいになっていても、実際には白癬菌が残っていることもあるので自己判断で薬を止めず、医師の指示を守って治療を継続することが大切です。

参考資料:科研製薬K.K パンフレット

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