乳がん検診について…平成28年3月

現在、タレントの北斗晶さんが乳がんのため治療中です。このこともあって、メディアで乳がんが色々と話題になっています。そもそも皆さんは乳がんの検診に行っていますか?

Aさんの場合

Aさんの場合、市役所から検診の案内が来るけど、私には関係ないなぁと思っている。だって家族にかかった人もいないし・・・

しこりがあっても、小さかったり奥の方にあったりする場合など、触っても自分では感じないことがあります。しこりができないタイプの癌もあります。近年では、この自分ではわからないタイプのうち、しこりになる前の石灰化と呼ばれるタイプが増えてきています。砂粒のように見えるもので、マンモグラフィでしか発見できません。この状態のうちに発見することはとても大切です。家族にかかった人がいなくても遺伝性(家族性)は全体の約10%にしかすぎません。多くは遺伝意外なので、家族にかかった人がいなくても自分がかかる可能はあるのです。胸の大きさも関係ありません。さらには性別も関係なく、0.5%の確率とはいえ男性でもかかります。日本人の2人に1人は癌になると言われています。乳がんになるのは約14人に1人程度。「しこり=しっかりしたかたまり」であるとは限りません。しこりとして触れないような乳がんもあるのです。40〜50歳代は特にかかりやすいと言われていますので定期検診をお勧めします。

Bさんの場合

検診を受けた方がいいことはわかるけれど、でも検査ってなんだか面倒くさいし、それに時間もかかるでしょ? 忙しいのでなかなか時間が取れなくて・・・

  1. 検査の内容は?
    • 問診…病歴や家族歴、月経などについて、また自覚症状などあれば医師に説明するか記入用紙に記入します。
    • 視触診…しこりの有無やリンパ節の腫れなど医師が視て触って確認します。
    • マンモグラフィ…検査技師が行います。
  2. 検査の流れは?
    • 検査を申し込む…市町村のがん検診または医療機関
    • 検査を受ける…準備することや必要なことはありません。食事も普段通りです。
    • 検診の結果…郵送されてくる場合や医療機関で受けた場合は後日聞きに行きます。

Cさんの場合

マンモグラフィって痛いらしいじゃないの?この前受けた友人が痛くて二度と受けたくないと言ってたんだけど・・・

マンモグラフィは乳房専用のレントゲンです。乳房X線とも呼ばれています。乳房を平にする時に痛みを感じることがあるかもしれません。でもその時間は数十秒程度で、工夫次第で軽減されますので、その時は我慢せずに「痛いです」と検査技師に伝えて下さい。マンモグラフィは石灰化など疑わしい部位が無いかを調べたり、初期症状の1p以下のしこりを見つけたりすることができる優れた画像検査方法です。検査時間はおおむね15分程度です。

乳がんの5年相対生存率は早期発見、早期治療であれば90%以上です。他の癌の平均と比べても治りやすい癌だと言われていますから、もし発見されても早期であれば90%近くは治ります。しこりが1pの大きさになるには約10年かかると言われています。「早期」で見つけるには、やはり定期的な検診が大切です。発見が早ければ早いほど体への負担は軽くてすみますし、治療費の負担も少なくすみます。乳がんは決して怖い病気ではなくなっているので勇気を出して検診へ行きましょう。

参考資料:エーザイK.K パンフ

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