インフルエンザについて…平成28年11月

朝夕めっきり寒くなり「インフルエンザ」という言葉が聞こえてくる季節になりました。
10月から予防接種も開始されています。

○インフルエンザと普通の風邪との違い

○インフルエンザと普通の風邪との違い

○インフルエンザと普通の風邪との違い

○インフルエンザの予防

・インフルエンザワクチン
〜毎年、流行シーズンの前に、インフルエンザワクチンを接種しておきましょう!〜

インフルエンザの予防には、インフルエンザワクチンの接種が有効です。ワクチンの接種により、インフルエンザの重症化や死亡を予防し、健康被害を最小限にすることが期待されています。
ワクチンは、その年にどのウイルスの型(タイプ)が流行するかを予測して、毎年製造されています。
毎年、流行シーズンの前に接種することが望ましいと考えられます。

・手洗い・うがい、マスク
〜外出後の手洗い・うがいは、予防の基本! 流行シーズン中は、外出時のマスク着用も忘れずに〜

手洗いは手や指などに付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、うがいは口の中を洗浄します。外出後の手洗い・うがいは、感染症の予防の基本です。

インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や慢性疾患を抱えている人、疲労気味、睡眠不足の人は、なるべく人ごみや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出するときは、マスクを着用しましょう。

○インフルエンザにかかったら

インフルエンザにかかったら、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。安静にして体を休めるとともに、他の人にうつさないようにすることも大切です。
早めに医療機関を受診

インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いため、症状が急速に進行します。したがって、具合が悪くなったら、単なるかぜだと軽く考えずに、早めに医療機関を受診しましょう。インフルエンザは発症後すぐに適切な治療を開始することが重要です。
そして、自分の体を守り、他の人にうつさないためにも、下記の生活上のポイントを守りましょう。

  • 安静にして休養をとり、特に睡眠を十分にとる。
  • お茶やジュース、スープなど、自分が飲みたいもので構わないので、十分な水分補給を忘れずに。
  • 周りの人に感染させないためにも、マスクを着用。
  • 人ごみや繁華街への外出を控え、無理して学校や職場などに行かない。

○インフルエンザウイルスの治療

インフルエンザの治療は、「一般療法」「薬物療法」に分けられます。

「一般療法」
一般療法は生活療法とも呼ばれ、インフルエンザ治療の基本です。安静にして睡眠を十分にとること、また、高熱によって脱水症状が起こらないように、水分をしっかり補給することが大切です。

「薬物療法」
インフルエンザの薬物療法には、「ノイラミニダーゼ阻害薬」と呼ばれる抗インフルエンザウイルス薬を使う「原因療法」と、症状を和らげるための薬剤を使う「対症療法」があります。

インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いため、症状が出現して48時間以内にウイルスの増殖のピークがきます。このため、48時間以内に服用しないとお薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の効果が現れにくくなります。ノイラミニダーゼ阻害薬は、ウイルスの増殖を抑えて感染の拡大を防ぐお薬なので、発症後できるだけ早く服用を開始することが重要です。

また対症療法では、高熱の場合には解熱鎮痛薬(熱を下げるお薬)を、黄色痰(たん)など細菌の二次感染が疑われる場合には、抗菌薬(細菌を殺すお薬)を使います。

症状を改善するために、注意すべきことは?

インフルエンザの症状を改善するためには、体内にいるインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ「抗インフルエンザウイルス薬」の服用が有効です。抗インフルエンザウイルス薬を発症後すぐに服用を開始すると、服用していない場合と比べて発熱期間が1〜2日短縮され、ウイルスの排泄量も減少し、症状が徐々に改善されていきます。

しかし、お薬を服用して熱が下がっても、体内のウイルスがすぐにいなくなるわけではありません! 「症状が改善したから…」といってお薬の服用を途中でやめることで、体内に残っているウイルスが周りの人に感染する可能性があります。

熱が下がったあとも、お薬はきちんと使い切り、最低2日間は自宅で療養しましょう。

参考資料:第一三共株式会社資料参照

 

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