花粉症のはなし・・・平成29年5月

花粉症のお話は以前にもしましたが、もうしばらく対策が必要です. 近年花粉症の患者数は年々増加してきています。また、春先に飛ぶスギ花粉が全体の80%と最も多く占めているといわれています。 花粉症はアレルギー疾患なので早期に完全に治すことは難しく、日常生活に大きな支障をきたします。

1.花粉症とはどんな病気?

花粉症の原因は花粉(アレルゲン)です。花粉が目や鼻の粘膜に接触することによりアレルギー症状がでます。毎年樹木や草花の花粉が舞う季節に繰り返し起こります。
目のアレルギーの代表は花粉性結膜炎で急性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。花粉によってスギ、イネ科、キク科花粉性結膜炎などに分類されます。

2.花粉症はどんな症状がでるの?

まず目の周りがかゆくなり、まぶたが腫れぼったくなり結膜がはれます。重症になると結膜に浮腫が生じます。結膜は角膜が乾いて傷つきやすくなるのを防ぎ眼球の動きを滑らかにするという重要な役割を果たしています。そのため、いつも濡れているので花粉がくっつきやすくアレルギー反応の多発地帯となっているのです。

3.花粉症の原因となる植物と花粉が舞い飛ぶ時期は?

花粉は風によって飛ばされ、代表的な植物は樹木では、スギ、ヒノキ、ハンノキ、ブナ、マツ、イチョウ等、草花では、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、カナムグラ、ヨモギ等があり、花粉症の原因となる植物は約60種類といわれていますが、風によって花粉が運ばれるという共通点があります。日本は南北に細長く土地によって原因植物は異なり、また、飛散時期も異なります。同じ植物でも北と南の地方では飛散時期が異なります。花粉は日本列島の南方で2月上旬から飛散しはじめ気温の上昇に伴って次第に北上して来ます。

4.生活上の注意はどうしたらいいの?

花粉の飛散時期には花粉から遠ざかることが第一ですが、現実には完全にシャットアウトは不可能です。

  1. 外出はなるべく避けましょう。
  2. マスク、メガネ、帽子、マフラーを着用して花粉を遠ざけましょう。
  3. 花粉を家の中に入れないようにしましょう。(洗濯物は室内に干すなど)
  4. ファーストフードや加工食品のとり過ぎに注意し、バランスのとれた食生活に改善しましょう。
  5. 煙草やお酒、刺激の強い香辛料などの摂取は控え目にしましょう。
  6. 皮膚を鍛え、ストレスをなくすよう心がけましょう。

5.花粉症の検査、診断、治療は?

花粉症と診断されるとアレルゲンを正確に把握するためにいくつかの検査を受けることになります。
スクラッチテスト…レルゲンのエキスを皮膚の上に1滴たらして針でひっかき反応をみる。
皮内テスト…アレルゲンと疑われる花粉などのエキスを直接皮内に注射し反応をみる。
まずは医師の診察を受けてください。
治療薬は、抗アレルギー薬、副腎皮質ホルモンなどで内服薬、外用薬、点眼薬、点鼻薬等色々あります。
医師の指示に従って治療します。

 

参考資料:参天製薬K.K パンフレット(花粉症のはなし)

 

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