腸管感染症食中毒について・・・平成29年9月

まだまだ残暑が続いています。最近スーパーで販売されたポテトサラダが原因でО−157による食中毒が発生しました。また、焼肉店でも同様の食中毒が発生しており、食中毒の発生しやすい時期です。

岡山県内の今年発生したО−157は34名となり、コレラ患者も1名発生しました。 また、県内ではリステリアが原因の細菌性髄膜炎が2名発生したとの情報がありました。リステリアに感染して重症化することはまれですが、新生児・妊婦・高齢者の方は注意が必要です。乳製品・食肉加工品や魚介類加工品などから国内では検出されています。

冷蔵庫に長期保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品はその原因となり得ますので注意が必要です。食品例としては生ハム・ナチュラルチーズ・スモークサーモン等です。

1.腸管感染症食中毒とは?

カンピロバクター・サルモネラ・大腸菌(О−157を含む)等の細菌や、ノロウイルス・ロタウイルスなどのウイルスによる腸炎で、下痢や腹痛・嘔吐・発熱などが主な症状です。

2.何が原因?

食中毒の原因となる細菌やウイルスによって汚染された食品を食べることによって感染します。ノロウイルスやО−157は、人の手を介して人から人へ直接感染しまし。ノロウイルスの場合は吐物の中にもウイルスが存在し危険です。

3. 予防は?

  • 肉や魚、貝類などは良く加熱しましょう。
  • 調理した食べ物は早めに食べましょう。
  • О−157、サルモネラ…75℃以上、1分以上加熱
  • ノロウイルス・ロタウイルス…85℃以上、1分以上加熱
  • 中まで十分に火を通しましょう。また、残らないように食べられる分だけ調理しましょう。
  • 生野菜はよく洗いましょう。
  • 流水でよく洗いましょう。
  • 手洗い・うがいをしましょう。
    食事の前やトイレの後、遊んだあとは石鹸で手を良く洗いましょう。爪の間も爪ブラシなどできれいにし、タオル・ハンカチ等は常に清潔なものを使いましょう。手洗い後は手を完全に乾かしましょう。また、うがいも大切です。
  • 台所用品は良く洗いましょう
    まな板、包丁等の調理器具は熱湯、家庭用漂白剤等で消毒しましょう。まな板は日光消毒、食器洗浄機を使うと効果的です。

4. 治療は?

症状が出てきたら早めに医師の診察を受けましょう。特に子供や高齢者は脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。水分補給が第一です。必要に応じて抗生物質や抗菌薬を使います。

参考資料:厚生労働省ホームページ・明治製薬 パンフレット

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